鳩ブログ

サラリーマンが綴るブログ

SONY RX10m4での野鳥撮影はAFが早く快適でした

f:id:hato36:20171202100009j:plain

RX10m4は野鳥撮影を目的に購入しました。
早速野鳥撮影を試してみたいと思います。

 

EVFがα7よりも見やすく、E-M5の比ではありません

最初に撮影したのはスズメです。撮影しやすこともあってよく写ります。(画像は全てリサイズ済)元々SONYの写りが好きだからというのはありますが、立体感も写りのシャープさも非常に満足です。ちなみに撮影結果ではわかりませんが、EVFが綺麗でとても気持ちよく撮影できます。

残念ながらOM-D E-M5は古いこともあって電子ファインダーのドット数が低いです。
もちろん画素も低いです。きっと最新のOM-D E-M1 Mark IIであれば、画像もファインダーも満足だとは思いますが、私は持ち歩きしやすい野鳥撮影用カメラとして、レンズ交換型の大型のカメラではなくRX10m4を選択しました。

www.810note.com

 

AFでのピント合わせは問題なし!

f:id:hato36:20171202100158j:plain

明月院で紅葉を撮影しながら、明月院の中にある餌箱の近くでうろちょろしているスズメを撮影した写真です。
OM-DではAFが迷いに迷って撮影できないことが多々あったのですが、ビシッとAFでスズメをとらえてくれたのは純粋に嬉しいです。撮影チャンスを逃すことも減ると思います。

f:id:hato36:20171202100354j:plain

レンズと野鳥との間に障害物がなければ、まずAFが迷うことはありません。

f:id:hato36:20171202100622j:plain

もちろんピントの甘い写真もあったりもしますが、OM-D E-M5とは比較にならないほどの成功率です。これはもう笑いが止まりません。
ピントの甘い写真はむしろシャッタースピードの遅さ...ですね。
シャッタースピード優先で、明るい場所なら1/2000sや1/1000sなどで撮影すれば、動きのある写真を撮ることもできると思いますし、連写も使えばさらに面白い写真を撮ることができると思います。

 

被写体との間に枝が入ると厳しい

f:id:hato36:20171202100026j:plain

一度野鳥とレンズの間に枝が入ろうものならばこんな感じですw
現在は超解像ズームも普通に使っているので、超解像ズーム域に入ると途端にフォーカスエリアがほぼ画面全体に広がってしまいAFを合わせるどころではなくなります。
ただ、RX10はDMFを本体正面左側のダイヤルでサクッと変更できるので、手動でのフォーカス合わせも楽チンなのです。この辺は、RX10(無印)を使っていて、機能の大半を理解している点が大きいです。
カメラ自体の性能もありますが、カメラに慣れているというのも私がRX10m4を使う大きなメリットになっています。

 

超解像ズームは難しいがMFと併用すればピント合わせは楽に出来ます

f:id:hato36:20171202114458j:plain

これは先ほどの画像ほど枝が手前にあるわけではありませんが、超解像ズームを使っていて、野鳥だけにフォーカスを合わせることが出来ない状況でした。
こう言う場合は、とりあえず枝にフォーカスを合わせます。そこからはDMFでピントを合わせれば、こんな写真も楽に撮れます。この写真はジャスピンではないですが、シジュウカラとわかるレベルでちゃんと撮れています。もっと慣れればジャスピンも余裕でいけるはずです。

f:id:hato36:20171202114740j:plain

そしてここからが面白いところです。
先の写真と同じシジュウカラですが、この写真で蜘蛛の巣が周りに写っているのがわかりますか?

f:id:hato36:20171202114753j:plain

そしてこの顔ですw
この目線の先にはこの蜘蛛の巣を作った張本人がいます..................

f:id:hato36:20171202114819j:plain

そして張本人は足元に!
そしてこの顔です!(やりきった感)

f:id:hato36:20171202114821j:plain

そしてご馳走にありついているのですw(拡大は閲覧注意!)
シジュウカラって結構ワイルドなのですね。

 

超解像ズームでも「十分使える写真」が撮れます

シジュウカラの食事話は置いといて、こんな写真を撮れたのもRX10m4のおかげです。(もちろんこんなタイミングに居合わせた"運"もあります)
ブログ程度の大きさの写真や、パソコンで見るレベルの写真であれば、超解像ズームは十分使えます。ちなみに35mm版換算で600mmとなりますが、超解像ズームならば1200mmまでいけることになります。
デジタルズームも2000万画素クラスのカメラならば全然使えることがわかりました。
超解像ズームを使うと結果的に画素数がググッと下がるので、撮影した画像をさらにトリミングするのには耐えられませんが、そのまま見るならば十分です。

要はトリミングされた状態だと思ってください。
撮影後にトリミングをする手間が削減できるわけです。

唯一の弱点は電動ズームであること

私がRX10m4で感じる弱点は電動ズームですね。
望遠していて野鳥を見失った際に、広角側に動かすわけですが電動ズームの動きが遅いので、鳥を見逃すことが何度かありました。
両眼撮影ならば何とかなる部分もあるのかもしれませんが、そこまで器用な撮影は私にはできません。
また、いざというときにいきなり望遠にしたかったり、鳥のいないタイミングで電源をOFFにすると、望遠にするまでに電動ズームが動く時間が必要になるので、これまたロスになります。唯一の弱点はこの電動ズームだと思います。

RX10m5が出るのかどうかわかりませんが、800mmの望遠で手動ズームになったら嬉しいなと思っていますw(本当に出て欲しいです)

 

野鳥撮影にRX10m4は大正解でした

野鳥撮影初心者で、取り急ぎは手持ちだったOM-D E-M5にM.Zuiko Digital 75-300mmを使っていた私が選んだ野鳥撮影用カメラがRX10m4だったわけですが、私はかなり満足しています。

RX100でも証明されている通り、この1インチセンサーは普段使いにも十分使えるカメラです。さらに、RX10m4だと焦点距離の幅が広いので、初心者にもオススメできます。

17万を超える価格帯は手が出しづらいかもしれませんが、何本もレンズを購入するレンズ交換式カメラを考えているならば、このカメラの方がかえって安価に済ませる事ができますし、レンズ交換の手間もありません。それでいて写りも十分となれば選ばないてはないでしょう。ミラーレスのレンズ交換式カメラで単焦点を使ったりすることも好きなので、私はミラーレスとRX10m4の2台体制でいきますが、野鳥撮影をする限りはRX10m4を手放すことはないと思います。

私のように野鳥を撮影せず、景色などの静物がメインならば、先にも書いたAF性能の劣るRX10m3でも十分です。望遠もいらない!という方ならば明るいレンズのRX10m2の方がさらに良いです。同じカメラなのに撮影スタイルに合わせて機種を選択できるというのは面白いですね。