鳩ブログ

サラリーマンが綴るブログ

GOLF Alltrack を1,000kmほど乗った感想

f:id:hato36:20170331014627p:plain

3月なかばに納車したGOLF Alltrackですが、慣らし運転が進み1000kmを超えました。
現時点での私の感想をまとめていきます。

 

これまでの車歴

私がこれまで何に乗っていたのか?を知らないと、比較を踏まえた感想を理解いただけないと思うので、車歴について触れておきます。

  • スズキ エスクード ノマド V6 2000cc
  • マツダ ファミリア S-WAGON SPORT20
  • スバル インプレッサ WRX スポーツワゴン
  • フォルクスワーゲン ゴルフ5 GT TSI

高級車を所有したことは無いですし、ゴルフに乗るまでは3ナンバーにも乗ったことがありませんでした。こんな私がGOLF Alltrackを購入し、1,000km程の慣らし運転を終えた感想をまとめていきます。

 

過去最高の高級感と静粛性

私がこれまで乗ってきた車は普通車であり高価な車ではありません。

今回は過去最高額の車となりましたが、その結果として静粛性や乗り心地も過去最高となりました。これは、車の価格が上がったからだけではないと思います。

ここ十数年にわたってファミア、インプレッサ、ゴルフと乗っていましたが、いずれもSPORT20、WRX、GT TSIと少しスポーティーなモデルだったこともあり、足回りが硬めでタイヤサイズが大きかったことが影響していると思います。
もちろん、エンジンもスポーティーな味付けであったりするのも影響していると思います。

今回のAlltrackもノーマルは17インチですが、18インチ装着車を選んでいるので、ノーマルよりは乗り心地が悪いと思われます。しかし、そもそもがSUVと位置付けられるからか、サスストロークは長いです。多くの輸入車は、国産車よりも硬い足回りだと思いますが、Alltrackはマイルドです。

しかし、粘りはあるのでロールが酷すぎるなんてことはありません。そんな足回りは歳をとった私には都合が良い足回りですし、多くの人に受け入れられる足回りだと感じます。

f:id:hato36:20170331014711j:plain

 

運転補助機能で便利な2つ

まだ全てを使いこなせているわけではありませんが、以下の運転補助機能については非常に便利に使っています。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)

そもそもこの機能が何かと言うと、クルーズコントロールの進化版ですね。

前車に追従して、車間と車速を自動で制御してくれます。
最高速は自分で設定できるので、前車が時速200kmで走ったら自分も時速200kmになるわけではありません。

自分の設定した速度が50kmであれば、最高は50kmとなりますが、前車が40kmで走っている時は、自車も前者に合わせて40kmで走行してくれます。

もちろん車間距離も維持してくれますし、停車するところまで減速できるのでノロノロ運転の渋滞時に設定すると、アクセルとブレーキを何度も踏む操作をしなくて済むので非常に楽です。

唯一問題点をあげるとすると、走り出しは自分でアクセルを踏む必要があるし、走り出し時に毎回ハンドル部分のボタンでACCを有効にする設定をしなければならないのが手間ではありますがそれだけです。

渋滞時にこの機能があると、渋滞での負荷がかなり楽になります。

 

オートホールド機能

こちらは、単純な機能ですが驚くほど便利な機能です。

ブレーキを踏み込んで車が停車すると、ブレーキが踏んだままの状態となります。
ブレーキを長時間踏む必要がなくなるわけです。

これは渋滞時の負荷低減にも役立ちますし、普段の信号待ちでも足をフリーにできるので、運転中の疲れがかなり軽減されます。

この機能を使うと、渋滞の時にブレーキを長時間踏んでいる事が疲れの一因であった事が良くわかります。

走り出しは、アクセルを「ポン」と踏んであげると解除されます。
この機能は便利すぎて、次買う車もこの機能がなかったら対象外にしようと思うほどです。最近では国産コンパクトカーにも採用されてきているので、国産車でもかなり車種にこの機能が搭載されています。

 

DSGには不満があります

4WDがもたらすコーナーリングの安定性はメリットですが、サスストロークが長くなっている分とボディ重量が増している分で、今までのGOLF5 GT TSIよりはかったるいコーナーリングになります。

それでも国産車よりも硬い足回りをしているので、若干車高が高いオールトラックは快適なステーションワゴンと言えます。

1,000kmを週末に超えたばかりですが、2,000回転縛りから3,000回転までエンジンを回し始めました。3,000回転まで回しても、GOLF5 GT TSIよりも静粛性が高いのでエンジン音が寂しいのは静粛性と相反するので致し方ないところです。

正直今までのGOLF5 GT TSIのエンジン音の方が、心地よく気持ちが高まりましたが、それに対してAlltrackは静粛性の高いグランド ツーリングワゴンと言えます。

また、GOLF5 GT TSIと比較してDSGのコンピュータも大幅に変わっていました。
ATモードで走ると、思いの外低速で引っ張るのがオールトラックで、積極的に高いギアを使うのがGT TSIという感じです。

車重が考慮されているのだろうか?それともスーパーチャージャーのついていたGT TSIよりも低速トルクを補うための仕様だろうか?

MTモードで運転することが多かった私には、GT TSIの方が自由度が高く、運転が楽しいと思えました。快適さはオールトラックの方が間違いなく高いですが、MTモードで走ると、変速幅の広いGT TSIの方が間違いなく楽かったです。

具体的にDSGの制御の違いを表現すると、GT TSIは40kmで5速まで入れることが可能でしたが、オールトラックは40kmで4速までしか入れることが出来ません。

3速や6速も同様で、GT TSIでは高いギアを使って燃費を稼ぐことができたのですが、Alltrackではそれは出来ません。要はGT TSIならMT車に乗っている感覚があったのですが、AlltrackはAT車に乗っている感覚になってしまいます。
私もそろそろ普通にATモードで運転する方法に切り替える良いきっかけだと思っていますが、どうしても3速を引っ張り過ぎるのが気にくわない状況です。

走行距離が1,500kmを超えたら全回転域を解放しようと思っているので、その頃にはまた感想が変わるかも知れませんが、少なくとも現時点の回転数を抑えた走りは満足いっていません。

 

燃費はいまいちですがAWDならこんなものか

燃費はATモードのみの計測となりますが、最初の給油が11km/L。次の給油が9.7km/Lということで、GT TSIでは13km/Lぐらいだったのと比較すると残念な結果です。

そもそもわかっていたことではあるので、想定通りではあります。
そもそも、前車よりも燃費が落ちる車を選ぶというのは、この時代では自分でもどうかと思いますw

しかし、好きな車に乗っているのだからそこは目をつぶろうと思います。
もう少し乗り込んでMTモードも活用してたら、どこまで改善できるかチャレンジしたいと思います。

 

まとめ

ATモードと燃費に若干不満はありますが、もう少し様子を見ます。しかし、人が安全且つ快適に移動できるという目的については、非常に高い次元で満足できています。また、天邪鬼の私には、見かける機会の少ないAlltrackという車は非常に満足です。

パシフィックブルーメタリックという、GOLFにもヴァリアントにもラインナップされているボディーカラーではありますが、Alltrackのシルバーのパーツ類や黒い樹脂製のパーツと相まって、無骨に見えたりスマートに見えたりと不思議な魅力の車です。

所有する満足度はノーマルで十分高いのに、これほど街中で見かけることがないというのは不思議にすら思います。昨今のSUV人気でオールトラックの販売台数も増えるのではないかと思ったりもしています。

 

以下のデイライトは購入したら早々に設定しましょう。オススメです。

www.810note.com